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情画
第17章 新芽
コクコクと喉が鳴る。

っう…ん…

貴女の瞼が動き、ゆっくりと目を開けた。

せんせ…

「あぁ…いずみ…気持ち悪くないか?」

「ママ〜、ママ〜っ」

「あ…実…」

貴女は手を伸ばして実の頭を撫でた。

「ママ〜っごめんなさい…ごめんなさい…」

「実…なんで謝るの?」

「ママに僕が色々聞いたからぁ…」

「大丈夫よ…お風呂に長く入りすぎただけだから…」

「いずみ、起き上がれるか?」

「はい…」

先生が背中に手を添えて起こしてくださった。

「ゆっくり、水を飲むといいよ。
そして二人とも服を着なきゃね。」

先生がそっと手を離して部屋から出て行かれた。

「ママ、大丈夫?」

「ええ、大丈夫よ…実が先生を呼んでくれたの?」

「うん…ママが泣いて頭を振ったあと、ぐらんてなっちゃったから…
先生を呼んだら、すぐ来てくれた。」

「ありがとうね。実…」


「さて二人とも服を持って来たから…」

先生がワタシの両脇に布団を敷かれる。

「実、今日はママが真ん中で、ここで寝るのでいいかな?」

「うん…」

「いずみ、気分は悪くないか?」

「もう大丈夫です。ありがとうございます。」

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