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情画
第17章 新芽
中央の大輪の上に伸びる葉を描く、それは乳房にかかっていくのだ。

ふぅ…んん…

貴女の声に艶が出る。
すぐ目の前の乳房が呼吸に合わせて揺れ動く、
その収まる時を見つけて筆を進めていく。

んん…んぅ…

「もう少しですから、頑張ってくださいね。」

声をかけたら息が掛かり貴女の産毛が逆毛立つ。

んぅ…先生…

んぁ…

貴女の震えで筆が滑る。

あ…先生…ごめんなさい…

「いや、いいですよ。紙と違って拭けば描き直せますから…」

人差し指に濡れた布を被せて拭っていった。

んん…あぁ…

貴女がどんどん高ぶっていく。
僕は筆を取り直し、葉を仕上げていく。

貴女の乳房の頂には、ツンと実が尖って主張している。今はまだ絵に集中したくて、それを目で楽しむだけにした。


「あと華を描くだけですからね。」

貴女が黙って頷いた。

筆入れして綻び開く華を描く、貴女から華の香りが漂う気がする。

鳩尾はさほど刺激にならないらしく、作業はスムーズに進んでいった。


コトリ…

先生が筆を置かれた。

やっと終わったのだ。


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