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情画
第18章 朝顔でも昼顔でもない花
「きれいな青だよね。」

「そうだよね。蒼か葵だな。」

「ん?」

「同じ『あお』でも漢字が違うんだよ。」

僕は地面に三つの『あお』の字を書いて見せた。

「へえ〜すごいね。」

「漢字は組み合わせで意味を現したりするからね。」

「そうなの?」

「木が一つで木、二つだと?」

「林」

「3つだと?」

「森」

「木の多さで様子を表してるでしょう?」

「うん。」

「他の漢字も意味のある言葉同士を付けて一つの新しい意味の漢字になったりするんだよ。」

「ふうん、意味がわかれば足し算すればいいんだ。」

「そうだよ。覚えやすくなったでしょう?」

「うん。じゃあさっきのあおは?」

「青は月があるから、空の青かな?」

「うん。」

「蒼は倉、建物の上に草冠があるから、蔦のような濃い青かな。」

「うん。」

「ほら、草って漢字も草冠に早いで草、地面から早くに出てきた丈の短い葉っぱってことだよ。」

「うん。」

「葵はあおいって花があって、その花の色だけど、草の色を発したような青さってことだね。」

「ふうん。たくさんの色に合わせて色んな字を考えたんだね。」

「朝顔も青や赤や紫、色んな色があるけど僕はこの青が好きだな。」
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