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情画
第18章 朝顔でも昼顔でもない花
「ママが八年前にここに絵を習いに来てて、
僕はママを好きになった。
ママも僕を好きになった。
最後に描いてたのが、ここの朝顔だった。
ママはお腹に実が出来て、具合が悪くてね。
その時は、実がお腹にいるって気づいてなくて、
だから僕も実のことを知らなかった。
ママがここに来なくなってね。
描きかけの絵を仕上げて欲しくて、描いていた鉢植えを実のおうちに届けたんだよ。」
「じゃあおんなじ朝顔なんだね。」
「そうだよ。実と同じときにここから実のおうちに行った朝顔なんだよ。」
「でもね。おうちに来た朝顔は、次から朝しか咲かなくなったって…
ママといつも一緒に種まきするんだけど、
ママはいつもその話をして、
でも毎年朝しか咲かないんだ。
僕が聞くと、今年も朝顔だけど、7つ前のお母さんは一日中咲いてたっていつも言うんだ。
ここに一日中咲いてる朝顔がいたんだね。」
「そう。」
「先生?実?どこにいったの?」
「ママが起きたね。」
「ママ〜朝顔のところにいるよ。」
実はサルスベリのところに戻っていった。
「実、お帰りなさい。」
「ママ〜朝顔、一日中咲いてる朝顔ほんとだね。
ゆうパパからもらったんだね。僕の朝顔…」
「そうよ。あら綺麗に咲いてるわね。」
僕はママを好きになった。
ママも僕を好きになった。
最後に描いてたのが、ここの朝顔だった。
ママはお腹に実が出来て、具合が悪くてね。
その時は、実がお腹にいるって気づいてなくて、
だから僕も実のことを知らなかった。
ママがここに来なくなってね。
描きかけの絵を仕上げて欲しくて、描いていた鉢植えを実のおうちに届けたんだよ。」
「じゃあおんなじ朝顔なんだね。」
「そうだよ。実と同じときにここから実のおうちに行った朝顔なんだよ。」
「でもね。おうちに来た朝顔は、次から朝しか咲かなくなったって…
ママといつも一緒に種まきするんだけど、
ママはいつもその話をして、
でも毎年朝しか咲かないんだ。
僕が聞くと、今年も朝顔だけど、7つ前のお母さんは一日中咲いてたっていつも言うんだ。
ここに一日中咲いてる朝顔がいたんだね。」
「そう。」
「先生?実?どこにいったの?」
「ママが起きたね。」
「ママ〜朝顔のところにいるよ。」
実はサルスベリのところに戻っていった。
「実、お帰りなさい。」
「ママ〜朝顔、一日中咲いてる朝顔ほんとだね。
ゆうパパからもらったんだね。僕の朝顔…」
「そうよ。あら綺麗に咲いてるわね。」