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第18章 朝顔でも昼顔でもない花

バレエのポーズのような静の写真だが、二人の体がくねくねと絡み合い青い炎が揺らめいているようだった。

続けて、四つん這いの沙絵さんのお尻を掴んで、腰を打ち付けようとするジョン。

壁に沙絵さんを寄りかからせ、脚を担いでいるボブの写真へと続いていった。

実際には繋がっていないとわかる距離なのに、
シャッターを切ることで全員が昇華しているようだった。


『３pair』

脚を開いてエッフェル塔のように立つ沙絵さんに、ボブとジョンがサイドから手を伸ばし、唇をつけている。

真ん中の沙絵さんは自由の女神のように堂々としていた。

次は強烈な写真だった。

二人の男性器が細い縄で縛られて一つになっている。
離れた二人が腰を反らせて向かい合い、陰部が縄で結合されているのだ。

互いに手を合わせて腕を伸ばし、『Ｘ』の形になっている。
沙絵さんはその二人の股間の下に体育座りをして腕を伸ばして二人の腰を支えていた。

これは二人の間に割り入った沙絵さんと二人の関係を表しているのだろうか…

何とも奇妙な写真だった。

さらに、同じく繋がった二人、今度はそれぞれが自分の肘を掴み合うようにして腕組みをしている。