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情画
第21章 秋
「鬼子母神…」

「子沢山の鬼神でね。人を喰らっていた、それを案じて、鬼神の子を神が隠してしまった。
鬼子母神は、我が身になって人の子を喰らう罪をしり、
神が人の血肉を欲しがらないようにと与えられたのが石榴と言われているんです。

その後鬼子母神は母子を護る鬼神として祀られるようになったということなんですが…

子を思う母は万人に通じるということでしょうかね。」

「そ、そうですね。」

「沙織の話で申し訳ないけど、命と引き換えに出産する彼女の思いを考えるとね。何かしてあげたかった。
その分、貴女を大事にしたいとね。

石榴は女性によい栄養が沢山あるらしいし、無花果も鉄分が含まれてて妊婦にいいようですから、
描き終えたら貴女にと思ったのですよ。」

「ありがとうございます。でも先生…心配しすぎですよ。
ワタシ楽ばかりさせていただいてます。」

「そうでしょうか?
貴女の料理を食べることができて僕も楽してますよ。」

子を思う気持ち、沙織さんと被らせて心配される先生…

ぎっしりと実の詰まった石榴のように、充実した実の時を迎えていた。
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