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情画
第21章 秋
「ありがとうございます。」
先生が左手の薬指にリングを通した。
「良かった。ぴったりですね。」
「どうして、いつ…」
「美大の仲間でジュエリーデザイナーがいてね。赤、青、黄の石をこう配置したいとリクエストして作ってもらったんですよ。
サイズは貴女が寝てる間に計らせてもらいました。」
貴女はポロポロと涙を溢し、手で顔を隠す。
その左手には今着けた指輪から3つの輝きが光を放っていた。
「貴女に訊いたらいらないと言うでしょう?だけどこれだけはきちんとしたくて、ご実家への挨拶が終わったらと決めていたんですよ。
3つの色があればどんな色でも作れる。僕は貴女とこれから沢山の色を作っていきたい。
そんな思いを込めてるんです。」
「先生…ワタシ…何も出来なくて…迷惑ばかりで…何も返せないのに…」
「貴女が一緒にいてくれること、それが一番嬉しいんですよ。」
「あ…ありがとうございます。」
「受け取ってもらえて僕も嬉しいです。」
貴女の涙を拭い、キスをして抱き締める。
貴女は僕の肩に額をつけてずっと泣いていた。
「そろそろ休みましょうか。」
僕は貴女を連れてベッドにいく。朝までずっと二人でいられる。
腕を通して向かい合い抱き締めて貴女の温もりを感じて眠った。
先生が左手の薬指にリングを通した。
「良かった。ぴったりですね。」
「どうして、いつ…」
「美大の仲間でジュエリーデザイナーがいてね。赤、青、黄の石をこう配置したいとリクエストして作ってもらったんですよ。
サイズは貴女が寝てる間に計らせてもらいました。」
貴女はポロポロと涙を溢し、手で顔を隠す。
その左手には今着けた指輪から3つの輝きが光を放っていた。
「貴女に訊いたらいらないと言うでしょう?だけどこれだけはきちんとしたくて、ご実家への挨拶が終わったらと決めていたんですよ。
3つの色があればどんな色でも作れる。僕は貴女とこれから沢山の色を作っていきたい。
そんな思いを込めてるんです。」
「先生…ワタシ…何も出来なくて…迷惑ばかりで…何も返せないのに…」
「貴女が一緒にいてくれること、それが一番嬉しいんですよ。」
「あ…ありがとうございます。」
「受け取ってもらえて僕も嬉しいです。」
貴女の涙を拭い、キスをして抱き締める。
貴女は僕の肩に額をつけてずっと泣いていた。
「そろそろ休みましょうか。」
僕は貴女を連れてベッドにいく。朝までずっと二人でいられる。
腕を通して向かい合い抱き締めて貴女の温もりを感じて眠った。