この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
情画
第21章 秋
三人が騒ぎながら将棋を進めている声が聞こえる。

先生は駒の進め方を説明しながら、相手の手を考えることを教え始めていた。


「昨日泊まらせてね。実くんの様子を見てたら、前より色々変わってて、のびのびといい意味でね。

お父さんと話してたのよ。
実くんも彼の子供なんでしょう。
やっぱり、血の繋がりは侮れないわねって…」

「お母さん…」

「二人は貴方の子供です。なんて言われたら逃げ出す男だっているわけでしょう。

それをちゃんと受け止めて、実くんの成長をみると、成るべくして成ったことなんだろうなって…

お父さんは前の人のこともあるし、簡単に喜ぶべきじゃないって言ってたけどね。

私はあなたが幸せなら、それが一番だと思うわ。」


母はまな板に向かいながら淡々と話す。

ワタシはこっそり涙を拭った。

「ママ〜パパ負けちゃったよ〜」

「おじいちゃんが強いのよ。」

「じゃあ、今度はおじいちゃんと組もう。」

実はまた戻っていった。

「いずみ、向こうのご両親には挨拶しての?」

「たぶん、他界されてると思う。でもきちんと聞いてみたことないわ。」

「だめじゃない、そういうこときちんとしなきゃ…」
/710ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ