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情画
第22章 梅
「ごちそうさま…
実くんのフレンチトースト美味しかったわ〜」

「実、これはおじいちゃん達からのプレゼントだよ。」

「え〜ありがとう。開けてみていい?」

「どうぞ」



「あ〜これ、おじいちゃん家でやった将棋だ。」

「そうだよ。それと将棋の本、お父さんに相手してもらうのに、読んで覚えていったらいいよ。」

「ありがとう〜」

「早速やってみるか?」

「うん。」


何局かやって楽しんだ。

父も、ワタシたちの様子がわかり納得して帰っていった。



自転車の練習、将棋、そして絵を描いたりと、

実は毎日、今日も赤ちゃん生まれなかったといいながら冬休みを過ごした。



「一年が終わりますね。」

先生に呼ばれてアトリエにいく。

実は大晦日だけは夜更かししていいと言われたけど起きて居られなかった。

ソファーで本を読みながら、除夜の鐘の鳴りだすのを待っていたけど、沈むように寝ていた。


先生が抱き上げて実を部屋に連れていき、冬休みに入ってずっと鍵のしまっていたアトリエに入る。


二人とも白い着物を着ていた。


「記念写真のような絵を描きますよ。」

「えっ」
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