この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
情画
第22章 梅
「いずみ…実には悪いけど、先程話したように、分娩室に入るまでがどうしても気掛かりでね。

実を迎えに行った方がいいのか、側にいた方がいいのか迷ってしまう。」

「ゆう…」

「いずみ、今日は沢山名前で呼んでくれるね。」

「だって夫婦なのに先生なんて変でしょう。
届けを出したら先生って呼ぶのは控えようと…
ゆうって呼んだら駄目ですか?」

「いえ、いいですよ。くすぐったいですけどね。」


「たぶんまだ生まれないってお医者さん言ってましたし…

実を迎えに行ってください。

雪ではしゃぎ過ぎてるかも知れないし、不安になってたら寂しいですから…」

「そうですね。予定通り迎えに行きます。」

「おとなしくして、二人が戻ってくるまで、赤ちゃんと待ってますから…」

「じゃあ次の陣痛が収まったら行きますよ。」


先生はやはり心配なのか、ワタシを抱き締め髪を撫でる。

大丈夫…梅の花も雪も役所のおばあさんも…
そして沙織さん、沙絵さんが皆が祝福してるから…


ふぅうう…ふぅううう…


先生は落ち着くまで腰とお腹を擦っていた。

「今から、お兄ちゃんを迎えに行くからね。
僕たちは君になるべく早く会いたいから

もう少し待っててね。」


/710ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ