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情画
第22章 梅
「いずみ…実には悪いけど、先程話したように、分娩室に入るまでがどうしても気掛かりでね。
実を迎えに行った方がいいのか、側にいた方がいいのか迷ってしまう。」
「ゆう…」
「いずみ、今日は沢山名前で呼んでくれるね。」
「だって夫婦なのに先生なんて変でしょう。
届けを出したら先生って呼ぶのは控えようと…
ゆうって呼んだら駄目ですか?」
「いえ、いいですよ。くすぐったいですけどね。」
「たぶんまだ生まれないってお医者さん言ってましたし…
実を迎えに行ってください。
雪ではしゃぎ過ぎてるかも知れないし、不安になってたら寂しいですから…」
「そうですね。予定通り迎えに行きます。」
「おとなしくして、二人が戻ってくるまで、赤ちゃんと待ってますから…」
「じゃあ次の陣痛が収まったら行きますよ。」
先生はやはり心配なのか、ワタシを抱き締め髪を撫でる。
大丈夫…梅の花も雪も役所のおばあさんも…
そして沙織さん、沙絵さんが皆が祝福してるから…
ふぅうう…ふぅううう…
先生は落ち着くまで腰とお腹を擦っていた。
「今から、お兄ちゃんを迎えに行くからね。
僕たちは君になるべく早く会いたいから
もう少し待っててね。」
実を迎えに行った方がいいのか、側にいた方がいいのか迷ってしまう。」
「ゆう…」
「いずみ、今日は沢山名前で呼んでくれるね。」
「だって夫婦なのに先生なんて変でしょう。
届けを出したら先生って呼ぶのは控えようと…
ゆうって呼んだら駄目ですか?」
「いえ、いいですよ。くすぐったいですけどね。」
「たぶんまだ生まれないってお医者さん言ってましたし…
実を迎えに行ってください。
雪ではしゃぎ過ぎてるかも知れないし、不安になってたら寂しいですから…」
「そうですね。予定通り迎えに行きます。」
「おとなしくして、二人が戻ってくるまで、赤ちゃんと待ってますから…」
「じゃあ次の陣痛が収まったら行きますよ。」
先生はやはり心配なのか、ワタシを抱き締め髪を撫でる。
大丈夫…梅の花も雪も役所のおばあさんも…
そして沙織さん、沙絵さんが皆が祝福してるから…
ふぅうう…ふぅううう…
先生は落ち着くまで腰とお腹を擦っていた。
「今から、お兄ちゃんを迎えに行くからね。
僕たちは君になるべく早く会いたいから
もう少し待っててね。」