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情画
第22章 梅
縦抱きにして肩に顎を乗せると、二人がぐるっと回って赤ちゃんの顔を見にくる。
背中を擦るとコホッ…
ゲップが上手に出来たようだ。
「ママ…赤ちゃんゲップしないと駄目なの?」
「そうよ、胃が小さくてまっすぐだから、そのまま寝かせたら、おっぱい吐いてしまうのよ。」
「ふうん…何にも出来ないんだね。
僕、赤ちゃん抱っこしたい。」
「いいわよ。まずは実が椅子に座ってね。」
実は急いでパイプ椅子を持ってきて座る。
先生がワタシから抱き上げて実が構えていた手に預けた。
「実、赤ちゃんまだ首もぐらんぐらんだからね。
必ず、手や腕で首の後ろを支えてあげるんだよ。」
緊張しているのか声も出さずコクリと頷く実の腕に赤ちゃんを乗せた。
「小さい…温かい…でも思ったより重い…」
命の重さを噛み締めるように実が言った。
「赤ちゃん、僕がお兄ちゃんの実だよ。」
真剣に自己紹介する実が可愛かった。
「名前を決めなきゃですね。」
「パパ…赤ちゃんをベッドに移して…」
「はい。」
先生が実から受け取り、縦抱きにして愛おしそうに抱き締め背中を撫でた後、
静かにベッドに寝かせた。
背中を擦るとコホッ…
ゲップが上手に出来たようだ。
「ママ…赤ちゃんゲップしないと駄目なの?」
「そうよ、胃が小さくてまっすぐだから、そのまま寝かせたら、おっぱい吐いてしまうのよ。」
「ふうん…何にも出来ないんだね。
僕、赤ちゃん抱っこしたい。」
「いいわよ。まずは実が椅子に座ってね。」
実は急いでパイプ椅子を持ってきて座る。
先生がワタシから抱き上げて実が構えていた手に預けた。
「実、赤ちゃんまだ首もぐらんぐらんだからね。
必ず、手や腕で首の後ろを支えてあげるんだよ。」
緊張しているのか声も出さずコクリと頷く実の腕に赤ちゃんを乗せた。
「小さい…温かい…でも思ったより重い…」
命の重さを噛み締めるように実が言った。
「赤ちゃん、僕がお兄ちゃんの実だよ。」
真剣に自己紹介する実が可愛かった。
「名前を決めなきゃですね。」
「パパ…赤ちゃんをベッドに移して…」
「はい。」
先生が実から受け取り、縦抱きにして愛おしそうに抱き締め背中を撫でた後、
静かにベッドに寝かせた。