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情画
第24章 芍薬
そして、沙絵が日本に帰ったままにならないようにとか、

今の生活スタイルを認めてもらうためとか、

要は離れたくないらしく、ボブとジョンまで休みを取って日本にくるらしい。

2、3日泊まって後は観光旅行に行くから気兼ねしなくていいと、


まったくこっちの都合などお構い無しだな…と先生は呆れかえっていた。


実は、さえお姉ちゃんに会えると喜んでいたし、結を連れての長旅は考えてもいなかったのでちょうどいいのでは、と答えた。

先生も本当は沙絵さんの帰国を喜んでいるのだと思う。

勝手に留学を決めて三人の共同生活を進めたから、純粋に喜べないだけだと思う。

手紙が来てから1週間、ボブとジョンが喜ぶ献立と称した実との打ち合わせで、先生が内心喜んでいるのはわかった。



空港に迎えにいくと話したけれど、結がいるし大丈夫だと断られる。

実は前日から興奮していて夕方の到着だというのに、朝からそわそわしていた。

「さえお姉ちゃん今どこ?」

「飛行機の中…」

こんな会話が何度も繰り返され、とうとう先生は納戸をあさり、地球儀を探し出してきた。
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