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情画
第24章 芍薬
「美しいものが写真になって皆に見られる。写真で見られるのはオッケー

でもリアルで見られるのはだめ、僕たちだけのSae

1人で出歩く時はパンツスタイルでボーイッシュにさせてる。」


その辺はしっかりしているらしい。

「お父様、今、私達の庭をガーデニングする予定なの。半分は子供のために芝生のまま、半分はここのように季節を感じられる花木でいっぱいにするの。」

「休みはいつもスコップ持ってる。」

「ボブは体力なさすぎ。」

「それでね。あの朝顔の種を欲しいの。」

「ああ、沢山あるからいいよ。」

コンコン…

「夕食できたよ。」

「ワァオ…素晴らしい〜」

「本物の日本食…」

お味噌汁、お刺身、焼き魚、天ぷら、そして卵焼き、思い当たる和食を用意した。

「凄いご馳走だわ。」

沙絵さんが言うのだから分量として十分だろう。

「では、いただきます。」


六人、それも体格のいいボブとジョンも含めて、皆で囲む食卓は華やかだった。

二人は本当に親日家で、お箸の持ち方も綺麗だった。

お味噌汁に口をつけては、美味しい、天ぷらを食べてはJapaneseと、感動して食べる。

中でも卵焼きはとても気に入って、作り方を教えてと沙絵さんから言われた。
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