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情画
第3章 闇夜
ワタシは先生に背を向けて立っていた。
沙絵さんはソファーに膝立ちになり、ワタシの両乳房を掴み乳首を口に含んでいる。

先生からワタシ達がしていることは見えないし、ワタシも沙絵さんの目前で先生を振り向いて見ることは出来ない。

沙絵さんの愛撫に感じていると知られたくない。

なのに我慢できない。

男性より柔らかく、細かな動きをする舌と唇、
何より欲しいところ、タイミングを全て心得て、焦らし、ほだされ、高まったところで存分に与えられるのだ。

んんん…

また声を漏らしてしまう。先生以外に感じていることを、申し訳なく思うのに、
先生の筆の音は乱れることなくサラサラと動く。

ああ、意識しているのはワタシだけなのかもしれない。悲しくなると同時に自棄になる。

何も考えなくてもいい、此処は快楽を貪り合う館…
我慢しちゃいけない。感じるままに乱れればいい。


どこかからそんな声が聞こえる。

「さ、沙絵さん…いゃぁ…んふ…だめ…そこっ…もっとぉ…」

無茶苦茶なことを口走っていた。

「うふっ…貪欲な奴隷は好きよ。」

妖しい瞳で見上げられる。
あぁ、ワタシが男だったら、きっと虜になっていただろう。
18歳の若さと美貌、それにこれだけの妖艶さ。

勝てるわけがない。ならば屈服すればいいのだ。
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