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情画
第3章 闇夜
んはぁ…いぃ…沙絵さまぁ…

「沙絵、ペットをこっち向けて可愛いがってよ。」

「ふは?お父様?」

「絵にするくらいいいだろう?」

「ん…湧いた創作意欲は邪魔しないわ。
どうぞ。」

先生は見ていたんだ。
ワタシのことを…見ていたんだ…

嬉しさと哀しみが訪れる。
でも、もっと辛い試練が待っていた。

クルッと向きを変えられて、先生の方を向かされる。

先生はもうこちらを向いていた。

「お父様、さっきの背中側も絵にしたでしょう。」

「ああ、無断で済まない。」

「仕方ないわね。その瞬間を逃したらチャンスは来ないもの。」

愛し合い、芸術という共通の舞台を持っている。
そして父娘という強い繋がりもある。

羨ましくて仕方なかった。

「その代わりポーズはとらせないわよ。
こっちは遊んでるんだから。」

「いいよ。わかったよ。そっちの邪魔はしないよ。」

また勝手に話が進んでいく。

「いずみさん、気が削がれた?すぐに熱くしてあげるからね。」

「お、お願いします。」

沙絵さんが絶対。
それが段々体に刷り込まれていくのだ。

「うふっ…可愛いわね。」

ひゃぁああん…

脇腹を舐め上げられて身を捩る。
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