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情画
第3章 闇夜
「他のものは繋ぐもの、枷よね。」

「そうですね。」

「耳環はね、服従させるため、つまりお仕置きの為にあるの。

反抗する奴隷は、耳環に鎖を通して引き摺り回すのよ。」

ひぃ…

自分の耳が引っ張られた気がして、つい怯えてしまった。

「くすっ…
いずみさん、虐め甲斐があるわね。

もう当時の奴隷になりきっているでしょう。」

あっ…

「反抗的な奴隷は、そのうち耳が千切れてしまうわ。
そうすると次は乳首に環を通すの。」

沙絵さんが鎖を手繰り寄せる仕草をする。

見えない鎖で痛む乳首を引っ張られた気がした。

「お父様、いずみさんは当時の奴隷と違うから、欲情しても構わないけど、
それにしても食事中にこの反応はないんじゃない?」

沙絵さんがテーブルの下に手を伸ばし、先生の股間に触れているようだ。

「うっ…沙絵、擦らないでくれ…」

「仕方ないわね。」

沙絵さんの手がテーブルに戻ってきた。

「いずみさん、お父様、あなたに欲情して硬くなってたわよ。」

沙絵さんの手が軽く握られ上下に振られる。
先程の仕草を再現するのだ。
食事中に欲情するとか、奴隷の歴史など、どうでもよくなった。

ギギ…

ワタシも先生に触れたい。肉を切るナイフに、つい力が入り音を立ててしまった。
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