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星と僕たちのあいだに
第7章 迷子
 
快感に逆らえない自分と、どこにも逃がさんとする圭司の直情的な愛撫。
そんな抜き差しならぬ状況下で、無抵抗に下半身をさらして受ける、強制力にみちた辱(はずかし)めそのものに、麻衣はどうにも抑えのきかない興奮をおぼえていた。

気勢高ぶるまま、圭司に恥部を仕向けて壁に頬をあずけ、充電器のLEDランプに赤く薄っすら浮かぶモンローと目をあわせながら、麻衣は、今夜の自分がどう扱われ、何色に染まるのかと、荒い呼吸のあいまに想像した。
脳裏に浮かんだのは、猥(みだ)りがわしく交わる自分たちの、とてつもなくいやらしい光景であった。

『嫌ァ……』

破廉恥な想像の、その序章が今まさに自分の性器になされていることに、麻衣は上気し、真逆の言葉で喜悦(きえつ)の声をかすれさせた。

『ダメだよ。
 今日は……』

圭司は最後まで言わなかったが、それが麻衣の中で「逃がさない」と続き、麻衣は息をのんだ。

どんな愚痴もわがままも、すべて受け入れてくれる圭司が、きっぱりと意志的な声で麻衣の弱々しい拒否を一蹴し、男として¨オンナ¨をたのしもうとしている。
圭司の強い語気にそうした意図をかいま見て、麻衣は心の中によろこびが芽吹くのを感じた。

圭司の態度には、たとえじたばた逆らおうとも、断じて従わせ、今夜はお前をしゃぶりつくしてやる、という雄々しい欲望が存分にふくまれていて、それが麻衣のなかの¨オンナ¨の部分にわき目もふらず向かってきていることが、麻衣をうれしくさせた。

『はい……』

と、あえぎの声のあいまに奥ゆかしい返事をはさみ、麻衣は思い切ってヒザをピンと伸ばした。
そうしながら、ためらいや恥ずかしさとの折り合いをどうつけようかと、煩悶(はんもん)した。



 
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