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隷従超鋼ヴァギナス [2] 調教編
第2章 解任
「所長……アンッアンッ……天寺所長ッ……アッアンッ! アンアンアンッ」

 呼びたかった。つい先ほどまで下衆な卑劣漢と罵った男の名を、愛しい人の名のように無我夢中で声に出してしまう。絶頂が近い。止まれない。

(イクッ……行くところまで……ああああんっ……イッてしまうっ! イッちゃう……所長に犯されて……イカされてしまうッ! ダメなのにッ……ああっ……もう何も考えられないッ……お尻、イイッ!)

「アアンッ! アアンッ!」
「可愛い声で鳴けるじゃねえか! アナル好きの変態学者がッ! 星宮! ねだれッ! そしたらイカせてやる! 尻でイカせてやる! アナルにこの俺の熱汁を注ぎ込んでやるッ!」
「ちょうだいッ! 熱いのブチ込んでッ! 汚してッ! アアンッ! ユリカのお尻ぐちゃぐちゃにしてぇっ!」
「くらえっ! 豚女ッ! ケツ穴沸騰させやがれッ!」

 ズバアアアアッ! ブビュルルルルルルルルルルルルルッ! ズブシャアアアアアアアアアッ!

 熱湯を水道の蛇口から直接全開でブチ込まれたかのような衝撃が尻を襲った。飛んだ。わずかに残っていた理性らしきものも、全部もっていかれる激悦だった。

「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッ!」

 歓喜の悲鳴の尾を引かせ、ユリカは上体を弾かせてどさりとソファに倒れ込んだ。

「全ての女は男に隷従する……Q.E.D.だな」

 屈服させた美しき女獣を見おろし、乱れた着衣を直しながら天寺が呟く。

「……また、つまらぬ証明をしてしまった」

 デスクに戻り、コールボタンを押す。すぐさまヴァギナス機関の所長直属警備がやって来た。
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