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隷従超鋼ヴァギナス [2] 調教編
第3章 隷従訓練
翌日。所長室へ呼び出されたケイは、ユリカの異動を聞かされショックを受けた。
「星宮博士が……どうしてです?」
「うむ、しばらく極秘プロジェクトのほうに専念してもらうことになってね。キミとのコンビはなかなか良かったとは思うが、私たちも多くの人材を持っているわけではないのだ……理解してくれたまえ」
所長直々にそう言われては頷くしかない。
「それでは、私の担当はどなたになるんでしょうか?」
「搭乗時のオペレーターは管制の龍ヶ崎君に頼んでおいた。訓練については私が受け持つことになる」
「えっ!」
(所長が? で、でも……男の人だし……えええっ……そ、そんな!)
「耐性トレーニングのことを心配しているなら、それは方針を変えたから気にしなくていいよ。あれは星宮君とキミだけのトレーニングプログラムだ」
「えっ……あっ……そ、その……」
ズバリ言われて、ケイは戸惑った。カリキュラムとはいえ、男性である所長にあの訓練について言及されるのは気まずかった。
「恥ずかしがらなくていい、私は所長だ。あのプログラムがどんな内容かは知っている。だが、プライバシー保護のため、報告は数値のみで受けている」
ケイを気遣ってか、それともそれが素なのか、天寺の口調はあくまでも客観的な態度を崩さない。
(所長も確かナントカ学の先生なんだよね……ユリカさんといい、科学者の人って皆こうなのかしら?)
だがまあ、そういうスタンスでいてくれるのはありがたい話だ。それに、耐性トレーニングが方針変更でなくなるというのなら、それはそれで少し気が楽かも。
(でも……)
「あの……そしたらヴァギナスの活動限界を延ばすのはどうやって……やっぱりお薬を使うんですか?」
「違うよ。薬というものは必ず副作用がある。それに依存するのはよくない」
(所長もユリカさんと同じ考えなんだ)
ユリカと同じ返事は少し嬉しい気もした。
「星宮博士が……どうしてです?」
「うむ、しばらく極秘プロジェクトのほうに専念してもらうことになってね。キミとのコンビはなかなか良かったとは思うが、私たちも多くの人材を持っているわけではないのだ……理解してくれたまえ」
所長直々にそう言われては頷くしかない。
「それでは、私の担当はどなたになるんでしょうか?」
「搭乗時のオペレーターは管制の龍ヶ崎君に頼んでおいた。訓練については私が受け持つことになる」
「えっ!」
(所長が? で、でも……男の人だし……えええっ……そ、そんな!)
「耐性トレーニングのことを心配しているなら、それは方針を変えたから気にしなくていいよ。あれは星宮君とキミだけのトレーニングプログラムだ」
「えっ……あっ……そ、その……」
ズバリ言われて、ケイは戸惑った。カリキュラムとはいえ、男性である所長にあの訓練について言及されるのは気まずかった。
「恥ずかしがらなくていい、私は所長だ。あのプログラムがどんな内容かは知っている。だが、プライバシー保護のため、報告は数値のみで受けている」
ケイを気遣ってか、それともそれが素なのか、天寺の口調はあくまでも客観的な態度を崩さない。
(所長も確かナントカ学の先生なんだよね……ユリカさんといい、科学者の人って皆こうなのかしら?)
だがまあ、そういうスタンスでいてくれるのはありがたい話だ。それに、耐性トレーニングが方針変更でなくなるというのなら、それはそれで少し気が楽かも。
(でも……)
「あの……そしたらヴァギナスの活動限界を延ばすのはどうやって……やっぱりお薬を使うんですか?」
「違うよ。薬というものは必ず副作用がある。それに依存するのはよくない」
(所長もユリカさんと同じ考えなんだ)
ユリカと同じ返事は少し嬉しい気もした。