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隷従超鋼ヴァギナス [2] 調教編
第4章 飽和
ぴちゃっ……ちゅぷっ、ちゅぷっ!

(ああっ……あああっ! ハアンッ!)

声が出せない分、快感の内圧が高い。背徳感もそれを助長する。

――ひとりエッチは人によって好き嫌いはあるだろうがね……君がどちらかは知らないが、それはしてみればわかることだよ。

(ご主人様はそうおっしゃっていたけれど……私は……私は……ああっ! 嫌いよっ……こんなの。自分でするなんて……恥ずかしい……惨めだわ……絶対好きなんかじゃない……しかも妹といっしょに寝ながらなんて……ンアッ……ンッ、フウッ……今は命令だからしているだけよ……)

 否定しながらも、燃え広がるばかりのエクスタシーにどうしようもなく呑み込まれていく。そして、その炎が身を焦がせば焦がすほど、まだ触れていない乳房が寂しかった。英瑠の手を握った手をゆっくりと胸に押し当てる。妹の手は放したくなかった。

英瑠の手が寝間着の布地越しにふよんと乳房を圧し潰した瞬間、ついに声を上げてしまう。

「ンッ!」

慌ててかみ殺す。しかし、続く衝動は止められなかった。股間から抜いた手で寝間着をたくしあげ胸をはだける。

直接押しつけると、段違いの快感に襲われた。再び恥毛を掻き分け肉裂への愛撫を続けながら、妹の手で乳房を震わせる。

(あーッ! あっああっ! ンーッンンッ! ンッンッ……フウッ!)

 痺れる、痺れる。腰が、伸ばした両脚が。もう体を丸めてなどいられなかった。ピンピンになった下半身をビクビクと硬直させる。どくどくと蜜が溢れる。

(気持ちいいようっ……オナニー気持ちいいっ……いけないことなのに……ダメなのに……ああっダメェッ! 淫乱になっちゃうっ! 乱れちゃうっ! 手を止めないとっ! 激しくしたら英瑠が起きちゃう! ごめんっ! お、お姉ちゃん……気持ち良すぎて……)

 ついにケイの手が英瑠の手を放した。
 それを淫核へと急行させる。両の手で股間を激しく刺激する。

 ずちゅっ……ぶちゅっ!

「アッ……くううっ……ううっ……んっんんっ……イッ……んっ!」

(イッく……んんっ……あっ……イクッ……ああっ……妹の隣で……
イッちゃう……イッ……ごっ、ご主人様……ああ……銀河っケイはッ……寝息をたてる妹の横でっ……はしたなくうぅっ……イッちゃいますっ!)

電流が走るような衝撃に貫かれ、ケイは深い闇の中へと堕ちていった。
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