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隷従超鋼ヴァギナス [3] 浸蝕編
第3章 時田
 ハンガーデッキに並ぶ二体の巨人。ケイの駆るヴァギナス・ユノーの、女騎士を思わせる白とピンクの機体の隣には、ひと回り大きい全長三十メートルのヴァギナス・ユピテルが寄り添うようにそびえていた。

 ついに二号機が稼働に入ったのだ。以前、太陽が言っていた通り、新たな識別コードとしてユノーとユピテルという名が冠せられ、今、太陽は試運転やら点検やらで、忙しくハンガー内を行き来していた。

(太陽さん、張り切ってるなあ……)

 明るく爽やかな太陽は、あちらこちらで忙しく立ち働きながらも笑顔を絶やさない。整備士たちと談笑したり、デッキ上の通路で眺めるケイに気づくと、遠くから手を振ってくれたり、ときどきこぼれる白い歯に、ついぽうっとしてしまう。

(ユノーとユピテル……ローマ神話の主神とその妻……あの二体のように、私も隣にいられたら……)

 ぎゅるるるるるる……

 ケイのお腹が鳴り、そんなロマンチックな想いを吹き飛ばす。

(ううう……)

 もう丸三日、排便を禁じられていた。
 少しは気がまぎれるかと思い、空き時間を利用して新型機の点検を見学に来たのだが、まったく効果はなかった。

 いや、それは嘘だった。

 ただ、太陽の姿が見たくて、気づいたら足を運んでいただけだ。

 隷従訓練は日増しに過激になっていき、それはすでにユリカと行っていた頃のオーガズム耐性トレーニングを遥かに超える淫猥な内容となっていた。

 あるときはディープなキスをせがまされ、またあるときはご主人様の尻穴に口奉仕をさせられ……最早、ケイの体で天寺の触れていない箇所はなかったし、ケイもまた天寺の体で触れていない場所はなかった。
そればかりか、課外訓練と称して居住区の人気のない場所で強制露出までさせられたときは、夜、涙が止まらなかった。

 恥ずかしかったことに泣いてしまったのではない、それを悦び、自ら望んでしまったことに嗚咽がこぼれた。

(私……私、このまま……どうなってしまうのかしら)
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