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隷従超鋼ヴァギナス [3] 浸蝕編
第4章 肉体供出
 ケイの体がぐるりと上を向かされ、天井から乳房へと二本の新たなアームが降りる。その先には注射針のような物がついていた。

 ぷすっ

 乳頭に針が刺さり、銀色の液体のようなものが注入されてゆく。

「うっ……ああっ……ああはあっ!」

 痛みは最初だけだった。注入されるほどに快感が乳内に浸み渡っていく。
 同時に左右から半円形のパーツが伸び、ケイの喉元に首輪のように嵌まった。

 ガシイッ!

 床から金属柱が回転しながらせり上がってくる。その先端が首輪に刺さる。

 チュイイイイイイ……

 穴を穿たれ、首輪と皮膚を突き抜けた鋭利な先端がうなじへと突き立てられる。

「かはあっ!」

――それは投薬口だ。血中への耐減圧剤の注入の他、キミの頸椎に刺激を与えて性感物質の分泌を促すことが可能になる。テストしてみよう。

 ぶちゅう……

 後頭部に冷たい感触。何かの液が流し込まれている。あるいはそう感じているだけかもしれないが、すぐさま激烈な反応が引き起こされた。

「ああっ……あああああああっ!」

 体が熱い! 官能の渦だ。激しく身悶えしたくなる性感の灼熱。  

(なっ……なにこれっ……ああああ……うあああ……燃えるっ……体っ……燃えちゃうっ!)

 荒れ狂う狂瀾の法悦のままに腰を振り乱したかった。自分の敏感な所に手を這わせ、こねまわしたかった。

 だが、固定されていて乱れることが許されない。嗚咽にも似た喘ぎが叫びとなって迸る。

「ひぃんっ……いっは……あくううううう……あがっ……はが、あああああああああああああああああああっ」

 同調して乳房が熱を帯びていた。むくっむくっと肉の内部で脂肪組織が膨れ上がり、お椀型だったケイの形良い乳房が、下品で扇情的なロケット型へと姿を変えてゆく。

(あ……やあ……ああああああ……)
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