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隷従超鋼ヴァギナス [3] 浸蝕編
第5章 スミレ凌辱
「いや、その……ちょっと……落し物を……」
苦しい言い訳だと我ながら思った。当然、スミレの表情がますます曇る。
「待て、マジで……ちゃんと説明する……これにはワケが……何も怪しいアレじゃねーんだ……」
「そのままじっとしていて! 警備ももうすぐ来るわ」
「わ、わかった……ところでその銃、安全装置が外れてねーぜ?」
パンッ!
乾いた銃声が響く。威嚇射撃が壁を撃ち抜いていた。
「ヒイッ!」
「いつの時代のひっかけよ……これでも元自衛官なのよ。舐めないで」
「セキュリティです! 通報を受けて来ました……今の銃声は何事ですか!」
「侵入者よ。この男を逮捕……ウッ!」
やって来た警備の男が手にしていた小さなスプレーをスミレの顔に吹きかけた。シンナー臭い匂いと、クラクラする眩暈がスミレを襲った。よろめいた隙を逃さず時田が銃を蹴り飛ばす。
「騒がせるなッ……時田、何か口に突っ込むもの……グギャッ……クソッ……噛みつきやがった、この女!」
「ウウッ! ムウーッ!」
警備の男に羽交い絞めにされながら、スミレが必死で抵抗する。
「面倒臭え……!」
時田はつなぎの工具ポケットからドライバーを抜き、鋭い勢いでスミレの眼球に突きつけた。
「ンンッ!」
「おとなしくしろや……コイツにゃ安全装置なんてハナからついてねーぜ?」
わかった、というように警備の男の腕の中でスミレが頷く。
「だから言ったろうが……夜のほうが警備は厳しいんだって……」
警備の悪友がボヤく。
「いいじゃねえか、お前の当直日なら無敵だぜ……それに思わぬ土産が手に入った……コイツも上玉だよな」
つつっと指先をスミレの頬の上に滑らせる。そんな時田に悪友が心配そうに尋ねた。
「どうする?」
「連れていくしかねえな! ねぐらに行こう」
「マジか……そんなことしたら……」
誘拐ではないか。と言いかけた口がつぐまれた。確かにこうなった以上、後戻りはできない。
「かまわねえよ! どうせ人類は滅びるんだ。好きにやらしてもらおうぜ!」
青ざめる相棒の不安を吹き飛ばすように時田は威勢よく笑った。
苦しい言い訳だと我ながら思った。当然、スミレの表情がますます曇る。
「待て、マジで……ちゃんと説明する……これにはワケが……何も怪しいアレじゃねーんだ……」
「そのままじっとしていて! 警備ももうすぐ来るわ」
「わ、わかった……ところでその銃、安全装置が外れてねーぜ?」
パンッ!
乾いた銃声が響く。威嚇射撃が壁を撃ち抜いていた。
「ヒイッ!」
「いつの時代のひっかけよ……これでも元自衛官なのよ。舐めないで」
「セキュリティです! 通報を受けて来ました……今の銃声は何事ですか!」
「侵入者よ。この男を逮捕……ウッ!」
やって来た警備の男が手にしていた小さなスプレーをスミレの顔に吹きかけた。シンナー臭い匂いと、クラクラする眩暈がスミレを襲った。よろめいた隙を逃さず時田が銃を蹴り飛ばす。
「騒がせるなッ……時田、何か口に突っ込むもの……グギャッ……クソッ……噛みつきやがった、この女!」
「ウウッ! ムウーッ!」
警備の男に羽交い絞めにされながら、スミレが必死で抵抗する。
「面倒臭え……!」
時田はつなぎの工具ポケットからドライバーを抜き、鋭い勢いでスミレの眼球に突きつけた。
「ンンッ!」
「おとなしくしろや……コイツにゃ安全装置なんてハナからついてねーぜ?」
わかった、というように警備の男の腕の中でスミレが頷く。
「だから言ったろうが……夜のほうが警備は厳しいんだって……」
警備の悪友がボヤく。
「いいじゃねえか、お前の当直日なら無敵だぜ……それに思わぬ土産が手に入った……コイツも上玉だよな」
つつっと指先をスミレの頬の上に滑らせる。そんな時田に悪友が心配そうに尋ねた。
「どうする?」
「連れていくしかねえな! ねぐらに行こう」
「マジか……そんなことしたら……」
誘拐ではないか。と言いかけた口がつぐまれた。確かにこうなった以上、後戻りはできない。
「かまわねえよ! どうせ人類は滅びるんだ。好きにやらしてもらおうぜ!」
青ざめる相棒の不安を吹き飛ばすように時田は威勢よく笑った。