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隷従超鋼ヴァギナス [3] 浸蝕編
第6章 崩壊
――館内に侵入者を感知! 推定……新型淫機獣! ダメですっ……な、なんだこれはッ! うあ、ああああああああああああああッ!
非常警報と共に入った館内アナウンスが絶叫で途切れる。
「……なんだ? おいこれ……グワッ」
時田の言葉もまた悲鳴となって消える。
「嫌アアアアアアアアアアッ!」
英瑠の悲鳴。ケイの目の前で時田が銀色の何かに全身を包み込まれてもがいていた。
「きゃあああああああああっ!」
ケイも悲鳴を上げる。
ドバアアアアッ!
用具室の入口から、音を立てて大量の銀の輝きが流れ込んできていた。一瞬、海水の流入かと見間違えたがそうではない。銀色の物体は、それ自体が意志を持っているかのように動いて……蠢いている!
「なっ、なんだこいつらっ!」
「にっ、逃げっ……」
非常事態に浮き足立つ男たちが次々と銀色に襲われ転倒する。
ガシャリ……ガシャリ……
足音のような、重たい金属音が聞こえてきた。入口に近づいてくる。
「ぐおおおおおおおおっ!」
雄叫びを上げて纏わりつく銀色を振り払い、時田が立ち上がる。
「くそったれがああああっ!」
仲間やケイたちには目もくれず、脱出しようと入口へと走ったその体が、いきなり巨大な刃物のようなもので刺し貫かれた。
「ごあっ……カ……フッ……」
チュイイイイイーン
突き立てられた刃がチェーンソーのように回転し、時田の上体を切り飛ばす。
どさっ……ぶしゅうううううう!
内臓の管という管が噴き出す血潮に舞い上げられ、その後、残った時田の下半身が床に倒れる。
惨殺者が入口から姿を現した。
「ケ……イに……ナにかシタら……ワタシガゆルさナイ……」
全身をメタリックな甲皮に包まれながらも、グラマラスなボディラインは変わらぬままの――
「ユ、ユリカ……さん……?」
非常警報と共に入った館内アナウンスが絶叫で途切れる。
「……なんだ? おいこれ……グワッ」
時田の言葉もまた悲鳴となって消える。
「嫌アアアアアアアアアアッ!」
英瑠の悲鳴。ケイの目の前で時田が銀色の何かに全身を包み込まれてもがいていた。
「きゃあああああああああっ!」
ケイも悲鳴を上げる。
ドバアアアアッ!
用具室の入口から、音を立てて大量の銀の輝きが流れ込んできていた。一瞬、海水の流入かと見間違えたがそうではない。銀色の物体は、それ自体が意志を持っているかのように動いて……蠢いている!
「なっ、なんだこいつらっ!」
「にっ、逃げっ……」
非常事態に浮き足立つ男たちが次々と銀色に襲われ転倒する。
ガシャリ……ガシャリ……
足音のような、重たい金属音が聞こえてきた。入口に近づいてくる。
「ぐおおおおおおおおっ!」
雄叫びを上げて纏わりつく銀色を振り払い、時田が立ち上がる。
「くそったれがああああっ!」
仲間やケイたちには目もくれず、脱出しようと入口へと走ったその体が、いきなり巨大な刃物のようなもので刺し貫かれた。
「ごあっ……カ……フッ……」
チュイイイイイーン
突き立てられた刃がチェーンソーのように回転し、時田の上体を切り飛ばす。
どさっ……ぶしゅうううううう!
内臓の管という管が噴き出す血潮に舞い上げられ、その後、残った時田の下半身が床に倒れる。
惨殺者が入口から姿を現した。
「ケ……イに……ナにかシタら……ワタシガゆルさナイ……」
全身をメタリックな甲皮に包まれながらも、グラマラスなボディラインは変わらぬままの――
「ユ、ユリカ……さん……?」