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隷従超鋼ヴァギナス [3] 浸蝕編
第8章 Never Say Never
二人は不思議な精神の接続状態にあった。融合し、ふたつの心がひとつとなって共有されていた。燃え盛る太陽のケイへの情欲、太陽を想うケイの切ない恋心。何一つ隠すことなく一体となった二人の若者たち。
「こいつを通って母星から次々と侵略兵獣を送り込み、略奪した女性たちを運んでいるんだ……」
(じゃあ、ママも……ママもこの向こうに……)
ケイの心に迷いが生じた。
「この向こうにママが……」
(ダメだ! ケイ君、破壊するんだ!)
(だってママが……壊しちゃったら、ママを助けに行けなくなっちゃう!)
「破壊しなければもっと多くの女性たちが君のお母さんと同じように連れていかれてしまうんだ!」
(でも、でも……)
「こいつを破壊しさえすれば、反撃のチャンスが出来る……奴らの母星を突きとめ、さらわれた人たちの救助にだって行けるんだ!」
ロケットブースター形態を解いたユピテルが、背後から腰を押しつけたまま、ケイの乗るユノーの両腕を掴んで弓なりに大きく後ろへ引いた。バックから愛の塊が再びケイを貫通する。
「あああっ! はうんっ!」
(イクぞ! ケイ君!)
(そんな……ダメッ……ダメッ!)
想い人による機体を通した姦通に、理性が飛びそうになる。淡い光となっていた二人の心の交接が激しい明滅となって煌めく。
(ダメよっ……ああっ……ママッ!)
「こいつを通って母星から次々と侵略兵獣を送り込み、略奪した女性たちを運んでいるんだ……」
(じゃあ、ママも……ママもこの向こうに……)
ケイの心に迷いが生じた。
「この向こうにママが……」
(ダメだ! ケイ君、破壊するんだ!)
(だってママが……壊しちゃったら、ママを助けに行けなくなっちゃう!)
「破壊しなければもっと多くの女性たちが君のお母さんと同じように連れていかれてしまうんだ!」
(でも、でも……)
「こいつを破壊しさえすれば、反撃のチャンスが出来る……奴らの母星を突きとめ、さらわれた人たちの救助にだって行けるんだ!」
ロケットブースター形態を解いたユピテルが、背後から腰を押しつけたまま、ケイの乗るユノーの両腕を掴んで弓なりに大きく後ろへ引いた。バックから愛の塊が再びケイを貫通する。
「あああっ! はうんっ!」
(イクぞ! ケイ君!)
(そんな……ダメッ……ダメッ!)
想い人による機体を通した姦通に、理性が飛びそうになる。淡い光となっていた二人の心の交接が激しい明滅となって煌めく。
(ダメよっ……ああっ……ママッ!)