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パラダイスパレスの淫らな晩餐
第2章 キオ
 確かに、キオはすでに身の内に異常な劣情を感じ始めていた。先ほど口の中で乳房を弄ばれた時もそうだった。命の危険にも関わらず、何故だか肉体の内側が甘く疼く。元々の感じやすさもあるが、触れられた部分に焦げ付くような奇妙な掻痒感が残るのだ。そして、もっと触れられたい、触って欲しいと、本能的な欲望が沸き起こる。

 だが、それを悟られるのは死んでも嫌だった。

「フ……フン! 生憎だな。な~んにも感じないぜ! ベリーだかゼリーだか知んねーけど、効き目はないようだな、ヘボ料理人!」

「そうですか」

 憎まれ口をあっさり聞き流して、少年の巨大な舌がキオの両乳首をベロリと舐め上げる。

「ひあああんっ!」
「どうしました? やっぱり何か感じてます?」
「くっ……な、なんでも……いひいいぃぃっぃ!」

 べろっ……べろろろろっ!

 連続の乳首責めがキオを襲った。薄いピンク色をした乳首がが上へ下へと激しくこすられる。

「ひいっ……あんっ! ああん! きゃうっ……ンアアアアッ! アンアンアンンンアアアンアンアン! ハアアアアアンッ! あ、ふわああああっ!」

「どうしました? 何も感じていなかったのでは?」

 べにょっ……ぷにょおっ!

 乳首だけでなく、乳房全体を揺さぶり舐める巨大な舌責め。ぶるぶると肉を震わさせるたびに、甘美な電流が乳肉の頂きから裾へと駆け抜ける。

「ふぅああっ……ヒハッ……あんぐ、アッ……アアーッ! やめ……やめろ……やめ……て……」

「やめませんよ……ちゃんとキオさんが感じているかわかるまではね。妥協せず、とことんこだわるのが美味しい料理の秘訣ですからね」

「んああっ……ハッ……ン、ンンーッ……んはあんっ……」

(駄目ぇ……このままじゃ、おかしくなっちゃう……はあっ……はあああっ)
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