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パラダイスパレスの淫らな晩餐
第3章 エヌフィーヌ
 思わず声を上げ、ビクンと体をのけぞらせてしまう。フォークはそのまま執拗に同じ個所を責め続ける。

「ああっ……ンアアアッ! 駄目ッ……そこは……そこは突かないで! やあん! アアン! あっ……アッ! くあっ……そこ、だめえええっ!」

「そこってどこですか? どこかおっしゃって頂ければ止めますが」
 エヌフィーヌの悶える様を、ニヤニヤと眺めながら少年が慇懃無礼に言う。

「そこっ……そこですわ! 今、突いているそこおっ……アッ、はああん!」

「ですからそこではわかりませんよ」

 わざとらしくとぼけてみせる。

(うぅっ……私にその言葉を口にしろというの……ああっ……ハアアン! だめぇ……おかしくなっちゃう!)

 躊躇い。だが、言わなければ責めの手は緩まりそうにない。

(う……うう、ううう……)

「う……ク……クリトリスぅ……」

 エヌフィーヌは可憐な唇をわなわなと震わせながら、ようやくその言葉を口にした。

(言って……言ってしまった……ああ、この私が……なんてこと!)

 言わされたその一言が、羞恥心の混じった劣情を更に煽る。

「アアン! お願いいっ……クリ……クリトリスッ……これ以上されたら……あ、ああふっ……ン、か……キャウッ……はああああっ……駄目……駄目になっちゃう……変になっちゃうからあっ! やあっ……イヤッ……嫌ぁぁ」

「ウフフ、そうですか。しかし食材の言う事をいちいち聞いているようでは料理人などやっていられませんからね」

 もっともである。にべもなくエヌフィーヌの懇願を拒絶した少年が、フォークの動きを更に過激にしてゆく。

 つぷ……チュク、チュククッ

 クリトリスを刺激する先端とは別の先がエヌフィーヌの花弁を押し分けて、隠された肉奥へと侵入する。

「あ……ああ、アアン! なにを……何をするの!」

「女体は発情させて食すのが最も美味、それが僕の料理哲学でしてね。エヌフィーヌさん、貴女にはこれから天国をたっぷりと味わせて上げますよ!」

 じゅぷっ……ちゃぴちゅぷっ……しゅぷっ……しぷっ、すぱあっ!

 速く、そして激しく、それでいて正確に、少年は絶妙な力加減で確実にエヌフィーヌの膣内の急所を抉る。
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