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パラダイスパレスの淫らな晩餐
第4章 大キノコの女体和え
「違うの……違うのよ、キオ……」
「なにが違うってんだ。現に……」
「私が大きくなったんじゃないの。キオ、あなたが……」
「あ? 俺がどーしたって?」
「フフッ……説明いたしましょう」
キオの頭上から聞き覚えのある慇懃無礼な口調が降って来た。あの少年だ。
「てめえっ! どこだ! よくも……」
「キオさん、如何ですか……身体の調子は? 生まれ変わった気分でしょう」
「生まれ変わった……だと?」
「そうです。実際、あなたは生まれ変わったのですよ。あのキノコは食した者に菌糸を張って肉体を支配し造り変える。貴女は新しい肉体となったのです。フフ……勿論、この僕も貴女といっしょにキノコを食しましたから、同じように新しい肉体を手に入れましたがね……一部ですが」
「何を言ってやがる! 全然意味がわかんねえ。なんなんだよ、一部って!」
「つまり、貴女ですよ。僕の肉体の一部は貴女になった。貴方は僕の肉体の一部になった」
「はあ?」
「ま、言葉で言うより目で見たほうが早いかな。鏡をご覧に入れましょう」
ぐらっと大きな揺れがキオを襲う。
「わわわっ……」
「姿見です。あなたの姿をよーくご覧下さい」
「フン、何を……え? うえええっ?」
正面に現れた姿見の中に映っていたのは全裸の少年であった。そして、キオも。
キオは少年の股間から生えていた。ヒップのあたりで少年の肉体と融合し、そこから先は陰嚢になっている。
「ああ、キオ……キオ、なんてこと」
エヌフィーヌの嘆きが、どこか遠くの世界から聞こえるようだった。
「なにが違うってんだ。現に……」
「私が大きくなったんじゃないの。キオ、あなたが……」
「あ? 俺がどーしたって?」
「フフッ……説明いたしましょう」
キオの頭上から聞き覚えのある慇懃無礼な口調が降って来た。あの少年だ。
「てめえっ! どこだ! よくも……」
「キオさん、如何ですか……身体の調子は? 生まれ変わった気分でしょう」
「生まれ変わった……だと?」
「そうです。実際、あなたは生まれ変わったのですよ。あのキノコは食した者に菌糸を張って肉体を支配し造り変える。貴女は新しい肉体となったのです。フフ……勿論、この僕も貴女といっしょにキノコを食しましたから、同じように新しい肉体を手に入れましたがね……一部ですが」
「何を言ってやがる! 全然意味がわかんねえ。なんなんだよ、一部って!」
「つまり、貴女ですよ。僕の肉体の一部は貴女になった。貴方は僕の肉体の一部になった」
「はあ?」
「ま、言葉で言うより目で見たほうが早いかな。鏡をご覧に入れましょう」
ぐらっと大きな揺れがキオを襲う。
「わわわっ……」
「姿見です。あなたの姿をよーくご覧下さい」
「フン、何を……え? うえええっ?」
正面に現れた姿見の中に映っていたのは全裸の少年であった。そして、キオも。
キオは少年の股間から生えていた。ヒップのあたりで少年の肉体と融合し、そこから先は陰嚢になっている。
「ああ、キオ……キオ、なんてこと」
エヌフィーヌの嘆きが、どこか遠くの世界から聞こえるようだった。