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第6章 あとがき

　こんにちは！

　透明人間モノのエロって、透明人間が姿を見えない事を利用して異性の裸をコッソリのぞいたりするのが主流だと思います。だって、だって、自分が透明になるんだったら誰だってそーする、俺だってそーする。だもん。

　ですが、今回は透明人間のほうがエッチなことをしてしまう、姿なき露出プレイという変な話になってしまいました。

　そうなったこと自体は「まーそういうのもあってもいいんじゃない」と、納得していますが、その他の部分で反省があります。

　書きたかったのはジュブナイルポルノだったのですが、凛々香さんたちはちょっとジュブナイルの登場人物にしては大人になってしまいましたね。必要以上のリアルさというか、生活感があるというか。「透明人間」という非現実的な設定の嘘くささを消そうとバランスをとった結果なのですが、本当は心の動きなんかももっと薄めなきゃいけなかったかもしれません。それは反省しています。

　ストレートに、透明人間の変態男に美人捜査官があれこれ悪戯されちゃう話のほうがジュブナイルっぽくなっただろうと思うし、そーいうのも今後、機会があれば書いてみたいです。

　これまでの私の作品のほとんどで、責め側の男たちがとんでもなく極悪な完璧超人だったので、今回は「弱い男」を出すということにも挑戦してみました。「弱くて良い人、でもクズだよね」みたいな。

　私の中では瑠偉人も拓も「マスケッティア」のピエルやダンバジャン枢機卿、「ヴァギナス」の時田や天寺所長と同様、愛すべきクズ男、下衆野郎です。あ、酒倉先生も忘れちゃいけなかったw　今作中、彼だけは弱い設定じゃないですね。信念があるw

　最後に、いつも試し読みしてくれる親友のＩ君に感謝の言葉を。「相手が気づいていないのにこっちだけ一方的に相手の恥ずかしい所を見てるってのに興奮するんだよ！」と、透明人間モノへのエロス論は参考になりました。真逆に行ってしまいましたが、熱いご意見をありがとう。

　でも、そのとき聞かせてくれた、同級生のパンチラハントに明け暮れた学生時代の思い出話はヤバすぎだと思いました。ちょっとホラーでした。ドン引きです。っていうか、警察に捕まりますよ^^
　今はやっていないことを切に願う次第です。もし、いつかキミがタイーホされちゃったとしたら、それはキミの変態性のおかげだと思います。猛省を。