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変身ティーチャー・リョウコ ~学園女子ハンターズの罠~
第1章 学園女子ハンターズ
 パシャッ! カシャアッ!

 フラッシュと共にカメラやスマホのデジタルシャッター音が一斉に響き渡る。

「おおーっと、これはポイント高いぞ! 期待通りの白無地パンティだ!」

(嘘! こんなことされるなんて!)

 せいぜい、いやらしいポーズを要求されるぐらいかと想像していた。自分の考えが甘かったと思い知らされたのはその直後だった。

ズルウッ!

(~~~~~~~~~~~ッ!)

「一気にいったあ~!」

 ショーツが勢いよく足もとまでずり降ろされたのだ。

「これが三杉沢良子のワレメちゃんだあ~~~! っと、こっ、これはっ!」

 曝け出された良子の陰部に目をやり、司会者が息を呑む。取り囲む男子たちの間にもざわっとした空気が走る。次の瞬間、一気に場のテンションが上がハネあがった。

「パ、パイパンだああああ~! あり得ないっ! お約束過ぎるぞ、三杉沢良子! ゲット! メダルゲット! 日本の三杉沢、金メダルゲトォォォ!」

 無毛の恥丘。それは良子の秘かな体の悩みだった。

(み、みんなに見られてしまった……恥ずかしくて死にたいっ!)

《良子! 変身よ! 私が出る!》

 緊急事態に、頭の中でリョーコが叫ぶ。変身はそのとき自分の姿になっている方の意志でしかできない。つまり、今は良子が自ら変身しない限り、リョーコにバトンタッチはできないのだ。

 しかし、良子は変身しなかった。

《良子、早く! 何故変身しないの!》

(だって、今変身したら……)

 下半身を露出したままの姿だ。リョーコのそんな姿をこの下劣な男子たちに曝させるわけにはいかない。
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