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変身ティーチャー・リョウコ ~学園女子ハンターズの罠~
第3章 良子のまま耐える
 ゾクゾクゾクッ……

 スクール水着が完全に密着した途端、良子の背筋になんともいえない感覚が走った。

(なにこれ……?)

 ピンチである今の状況を一瞬忘れてしまうほどの、くすぐったいような、むず痒いような感触。それが下腹部を中心としてジワジワと全身に広がっていく。

「あ……う、あ……」

「さあ、このハンターズ特製スクール水着、三杉沢良子ちゃんは何秒耐えることが出来るのか!」

(秒? ……秒ですって?)

 司会が口にしたあまりにも短い予想時間単位に耳を疑ったが、あながちそれも間違いではなかった。媚薬の効果と思しきこの疼きは、急速に体内を選挙しようとしていた。

 全身に火照りが回り、特に胸や下腹の急所は直に手で掻き毟りたいぐらいの掻痒感が集中している。

(で、でも……そんなことをしてしまったら……)

 男の人たちの前でそんなはしたないことができるわけがない。そればかりではなく、一度そうしてしまったら止めることが出来なくなる予感があった。

「ふふっ……着替えもできたし、これからが本番だ」
「え……?」

 良子を抱き締めていた仮面男子が、突然その手を離した。はずみで良子はよろよろとよろめく。

「忘れちゃいけないよ、良子ちゃん。これは撮影会なんだ。さあ、ポーズをとって!」
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