この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
変身ティーチャー・リョウコ ~学園女子ハンターズの罠~
第6章 少女リョーコを実験
――二人デノ実験ハ終了デス。次ハ、沢山の人間ヲ使ッテ試シテミマス。皆サンニハ、ソノ被験者トナッテモライマース!
「え……ええっ?」
「あれ、おい……体が……」
「うわっ……なんか、俺たち、ひとつになってくぞ!」
「お前が俺で、俺がお前で! あああああ、どーなってんだあああっ!」
(わ……私たちの時と同じだ……)
ハンターズの面々が一人残らず光に包まれ、ひとつの塊となってゆき、そして……出し抜けに消失した。
――今度ノ実験ハ大規模、長期間トナリマスカラ、私タチノ星ヘトゴ招待イタシマース。
それを最後に、宇宙人の不思議な声はふつりと途絶えた。おそらく、ひとつの肉体に幾つもの心をもった存在となって、ハンターズは彼らの母星へと連れてゆかれてしまったのだろう。
「リョーコさん!」
「え……?」
聞き慣れた声に、リヨーコが顔を打上げると、そこには良子が立っていた。
「リョーコさん! 私たち、二人に戻ってる!」
「りょ、良子ちゃん……大丈夫なの?」
「はい……すいませんでした。でも、肉体が戻されたときに、意識も正常に戻ったみたいです。今、助けます!」
良子に拘束を解いてもらったリョーコは自分の体が、学生時代の体形ではなく、元の大人のものに戻っていることに気づいた。
「やれやれ……一件落着かしら?」
「……酷い目に遭いましたけど」
「忘れるのよ……忘れましょう。さあ、あの娘たちも連れて帰らないと」
リョーコは、実験室の隅で脅える女生徒たちに眼差しを向けた。
「彼ら、どうなっちゃうんでしょうか」
「……さあね? でも喜んでいるんじやないかしら、知りたがってたでしょ、私たちの肉体の秘密。今頃、自分たちの身体で体験してるわよ。よかったわね、謎が解けて!」
かくして学園には平和が訪れたのだった。
HAPPY END
「え……ええっ?」
「あれ、おい……体が……」
「うわっ……なんか、俺たち、ひとつになってくぞ!」
「お前が俺で、俺がお前で! あああああ、どーなってんだあああっ!」
(わ……私たちの時と同じだ……)
ハンターズの面々が一人残らず光に包まれ、ひとつの塊となってゆき、そして……出し抜けに消失した。
――今度ノ実験ハ大規模、長期間トナリマスカラ、私タチノ星ヘトゴ招待イタシマース。
それを最後に、宇宙人の不思議な声はふつりと途絶えた。おそらく、ひとつの肉体に幾つもの心をもった存在となって、ハンターズは彼らの母星へと連れてゆかれてしまったのだろう。
「リョーコさん!」
「え……?」
聞き慣れた声に、リヨーコが顔を打上げると、そこには良子が立っていた。
「リョーコさん! 私たち、二人に戻ってる!」
「りょ、良子ちゃん……大丈夫なの?」
「はい……すいませんでした。でも、肉体が戻されたときに、意識も正常に戻ったみたいです。今、助けます!」
良子に拘束を解いてもらったリョーコは自分の体が、学生時代の体形ではなく、元の大人のものに戻っていることに気づいた。
「やれやれ……一件落着かしら?」
「……酷い目に遭いましたけど」
「忘れるのよ……忘れましょう。さあ、あの娘たちも連れて帰らないと」
リョーコは、実験室の隅で脅える女生徒たちに眼差しを向けた。
「彼ら、どうなっちゃうんでしょうか」
「……さあね? でも喜んでいるんじやないかしら、知りたがってたでしょ、私たちの肉体の秘密。今頃、自分たちの身体で体験してるわよ。よかったわね、謎が解けて!」
かくして学園には平和が訪れたのだった。
HAPPY END