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変身ティーチャー・リョウコ ~学園女子ハンターズの罠~
第1章 学園女子ハンターズ
「飛び入り参加? ワオ! 三杉沢君じゃないですか! 歓迎、歓迎! でも、どうやって知ったの?」
「友達から……そ、その、ちょっと買いたいものがあってお金が欲しいって言ったら、この撮影会の事を教えてくれて……でも、内緒だよって。だから、誰から聞いたのか名前は言えないですけど」
イベントは夜の開催だった。闇にまぎれて学校に忍び込んでみれば、地階には仮面をつけた男子生徒たちがウヨウヨしていた。ハンターズだ。良子はその中のひとりに声をかけて参加を申し込んだのだ。
「いいよー。オーケーオーケー……そっかあ、お金が欲しいのかあ。実はこの撮影会、有志による写真撮影の勉強会みたいなものだから、モデルの娘たちもみんな自主的に協力してくれているだけで、お金は払ったりしていないんだ。でも、そうだね……ギャラは撮影時のパフォーマンス次第ってことでもいいかな?」
「は、はい。それでいいです……」
もとよりギャラなど潜入するためのもっともらしい口実にすぎない。
周りには他にも、被写体となる女生徒たちが幾人か。皆、あの裏サイトにバッテン付きで顔写真が出ていた娘たちだ。おそらく脅されてモデルにされているのだろう。
《な~にが自主的に協力よ! しらじらしい!》
頭の中でリョーコが憤る。
「それじゃ、一人づつ別室で撮影をしていくから、他の娘たちとここで順番を待っていてね」
そう言って仮面男子は他の仮面達といっしょに部屋を出て行こうとする。
「あっ……待って、待って下さい……できたら、その……一番最初にしてもらえますか? あまり遅くなると叱られちゃうんです……我儘言ってすいませんが……」
事前にリョーコと立てていた計画では、イベントの進行内容が不明な以上、出たとこ勝負でいくことになっていた。ある程度アドリブで対処するのはやむを得ないことだ。今のこの良子の申し出は、良子自身が咄嗟に決めた事だった。
自分がトップバッターとなり、それでリョーコに変身して仮面達を退治すれば他の女生徒たちが犠牲となることを防ぐことが出来ると考えたのだ。
「友達から……そ、その、ちょっと買いたいものがあってお金が欲しいって言ったら、この撮影会の事を教えてくれて……でも、内緒だよって。だから、誰から聞いたのか名前は言えないですけど」
イベントは夜の開催だった。闇にまぎれて学校に忍び込んでみれば、地階には仮面をつけた男子生徒たちがウヨウヨしていた。ハンターズだ。良子はその中のひとりに声をかけて参加を申し込んだのだ。
「いいよー。オーケーオーケー……そっかあ、お金が欲しいのかあ。実はこの撮影会、有志による写真撮影の勉強会みたいなものだから、モデルの娘たちもみんな自主的に協力してくれているだけで、お金は払ったりしていないんだ。でも、そうだね……ギャラは撮影時のパフォーマンス次第ってことでもいいかな?」
「は、はい。それでいいです……」
もとよりギャラなど潜入するためのもっともらしい口実にすぎない。
周りには他にも、被写体となる女生徒たちが幾人か。皆、あの裏サイトにバッテン付きで顔写真が出ていた娘たちだ。おそらく脅されてモデルにされているのだろう。
《な~にが自主的に協力よ! しらじらしい!》
頭の中でリョーコが憤る。
「それじゃ、一人づつ別室で撮影をしていくから、他の娘たちとここで順番を待っていてね」
そう言って仮面男子は他の仮面達といっしょに部屋を出て行こうとする。
「あっ……待って、待って下さい……できたら、その……一番最初にしてもらえますか? あまり遅くなると叱られちゃうんです……我儘言ってすいませんが……」
事前にリョーコと立てていた計画では、イベントの進行内容が不明な以上、出たとこ勝負でいくことになっていた。ある程度アドリブで対処するのはやむを得ないことだ。今のこの良子の申し出は、良子自身が咄嗟に決めた事だった。
自分がトップバッターとなり、それでリョーコに変身して仮面達を退治すれば他の女生徒たちが犠牲となることを防ぐことが出来ると考えたのだ。