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牝囚戦隊ジェイルジャーファイブ
第3章 慌てず様子を見る
「フン……よかろう。だが、思いっきり下品にやってもらおうか。牝奴隷らしいやつをな……ドワルポール!」

 バシュウッ!

 稲光が走り、ドワリーナの魔力で、その場に真鍮製のポールが突き立てられる。

「ポールダンスだ! 飛び切りいやらしく踊ってもらおうじゃないのさ!」

 同時にどこからともなく扇情的な音楽が流れ出す。

「……ご命令のままに」

 ジュディが躊躇うことなく歩み出る。しかし、ポールを両手で掴み、尻を突きだすその刹那、麗に目で語りかける。

(今のうちに……!)

 麗はジュディの意図に気づいてハッとした。着替えを済ませるのだ。ジュディはそのために注意を引きつけてくれたのだ。麗は呆気にとられているヨリコと小玲を突いて我に返らせる。

 ポールでは、尻を突きだしたジュディが、黒のタイトスカートはそのままに、ストッキングをスルスルと降ろしている所だった。その長い美脚のベールが剥がされてゆく様に、戦闘員たちはうっとりと見入っている。

(……私、ジュディさんが奴らに逆らわないのを不審に思っていた。でも、彼女も……彼女なりに皆のことを考えているんだわ)

 麗は、目立たないよう気を付けながらこっそりと着替えを進めた。

「ホラホラ、黙って脱いでてもつまんないだろ! 挨拶しながらやるんだよ! 牝奴隷として教育される心構えを聞かせてみな!」

 ドワリーナが注文をつける。
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