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牝囚戦隊ジェイルジャーファイブ
第2章 ユキといっしょに戦う
「ユキさん、私も戦います!」

 叫ぶや否や麗はユキに群がる戦闘員たちにタックルする。

「グワアッ!」
「麗さん、これを使って!」

 ユキが爪の先に貼りつけていた超小型の機械を放って寄越す。

「スーツの変身機能の外部コントロール装置よ!」

 これがユキが変身できた秘密だったのか。麗はすぐさまコスチュームチェンジの掛け声をかけた。

「ピンクのリップが世界を救う! 愛の勇者、ユウシャーピンク!」

 輝く光に包まれて、手の中にあったピンクのコスチュームが身に纏われる。

「名高い勇戦隊のユウシャーピンクと一緒に戦えるなんて光栄ですわ」

「私こそ……よろしく! パールゴージャス!」

 二人は息ぴったりに背中を合わせて構えを取る。

「お前らぁ……逃げられるとでも思うか?」

 ドワリーナのブルーのルージュの引かれた唇が怒りに歪む。

「フン、逃げるですって? そんなつもりはありませんわ」

「ドワリーナ、私たちは逃げたりなんかしない……叩き潰すのよ! この施設も、貴女も! 覚悟しなさい!」

「覚悟しろだと? そいつはこっちのセリフだね……スーツバインド!」

 ドワリーナがそう言って手の中のスイッチを押した瞬間、麗とユキのコスチュームから革製のベルトがシュルシュルと飛び出し、その装着者である二人の身体に絡み付いた。

「きゃああああっ!」
「なっ、なんですの、これっ!」
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