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シミュレーション仮説 (旧作)
第9章 ある日、信二に映画の仕事が入ってきた。
 オレは『神』に守られている。
 どうせ、ここも、どうにかなる。

 どんどんと、ドアを叩く音、香澄を呼ぶ声。
 その中で、信二は、最後の一突きを香澄にした。

「あうっ…! ああっ!」

 ビクビクと信二のものが、香澄の中で脈打ち、二度目とは思えないくらいの大量の精液が注ぎ込まれた。

 信二は香澄の中から抜き出ると、一息入れようと煙草に火を付けた。

「いや…いやぁ…出てる、中に出てる…っ!」

 泣き叫ぶ香澄を横目に、煙草を味わい、そろそろと股間に力が戻ってきたのを確認して、もう一度香澄に襲いかかった。



 ホテルのスタッフが、香澄の部屋の鍵を開け、香澄のマネージャーや撮影スタッフは部屋に雪崩れ込んでくる。

 信二は悠々と、香澄に腰を打ち付けていた。

 中に出されたショックからか、香澄はもう声を上げることもなく、ぐったりとその責めを受けている。
 顔には精液がかかり、胸には無残にも赤い傷跡がいくつもついている。
 
 その場にいた誰もが息を呑むような、残忍な行為が繰り広げられていた。

 信二は警察に逮捕された。



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