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愛玩男奴 お兄ちゃん
第5章 こんなの嫌だ……
「愛留、もう……あはあっ……おちんちん、ん、ああっ……だめぇ……でちゃうっ……」

 手の中が灼熱だった。小さかったそれが、小さいままに、それでも精一杯、私の指の下で、自分が「男の子」以上であることを主張していた。

「ごめいれいを……ああんっ……は、はやく……しゃせーしなさいって……愛留にお命じください……は、んっ……ううっ……くうっ……」

 苦しげな愛留の懇願。命令? 私がするの……? 玲子さんがお兄ちゃんにしたように?

 嫌! そんなのしたくない!

「あ……ああ……ごしゅじん……さ……まぁ……」

 でも、でも……このままにしておいたら、この子はどうなってしまうのだろう。こんなに切なそうに、苦しそうなのに。

「おねがい……ご……しゅじんさま」

 駄目だ。放っておけない。

「出していいよ……出して……」

 私の口を衝いて許しの言葉が出た。

「出すのよ……私のために」

 どうしてその一言を付け加えたのか、自分でもよくわからなかった。

「あ……は……あ、ありがとうございます……ごしゅじんさまっ……」

 愛留のかすれた声が、ひときわ高くなる。

「んあああっ……でるっ……でちゃううっ……ごしゅじんさまのめいれいで……愛留のせーえき、でちゃいます!」

 私の手の中の脈動が、ひときわ激しく震えてみせた。

「んっ……くああああっ! ああっ、アアン! ああっ……ふわああああああああああっ……アッ、アアアンッ!」

 大きな声で、愛留は果てた。びゅくびゅくと何度かに分けて、放たれたものが私の手に降りかかる。

「ごしゅじんさま……すきぃ……」

 なんだろう、私の胸に湧き上がるこの哀しさは。目の前で悦びの声を上げたこの子に感じる感情は。

 私は力を失っていく指の中の愛留を放して、代わりに目の前の闇を抱いた。

「ありがとう……ありがとうね」
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