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愛玩男奴 お兄ちゃん
第5章 こんなの嫌だ……
「じゃあ……」
「ウフフ、とっても良い子になったわよ、お兄ちゃん……おかげ様で」
ああ! また私のせいで! 私が追い出されないよう、お兄ちゃんならどんな命令にでも従ったに違いない。
「ま、でも。つぐみちゃんにはお兄ちゃんのお世話はさせないほうがいいかしら。辛いでしょう?」
「……」
「本当の事を言っていいのよ。私、男奴には厳しいけど、あなたは従業員。ちゃんと意見を尊重するつもりよ」
なんだか、調教をしているときの玲子さんの迫力とのギャップが激しくて戸惑ってしまう。
玲子さんは徹頭徹尾、フェアだと思う。ここに来たのは私たちの意志だ。男奴になったのもお兄ちゃん自身が決めた事だ。私がついて来たのも……。
本当にそうだろうか。玲子さんや、お兄ちゃんはそうかもしれない。でも、私は本当に自分の意思でそう決めた?
そう考えたとき、ふと愛留のことが思い出された。そういえば、あの子は……。あの子は、自分の意思で男奴になったのだろうか? あんな、年端もいかない身で。
「……つぐみちゃんはどうしたいの?」
話の途中だった。私は頭を振って玲子さんの問いかけに意識を戻した。
「お兄ちゃんの調教、できる?」
→させてください 6章へ(このまま次へ)
→愛留という子…… 7章へ(目次から移動)
「ウフフ、とっても良い子になったわよ、お兄ちゃん……おかげ様で」
ああ! また私のせいで! 私が追い出されないよう、お兄ちゃんならどんな命令にでも従ったに違いない。
「ま、でも。つぐみちゃんにはお兄ちゃんのお世話はさせないほうがいいかしら。辛いでしょう?」
「……」
「本当の事を言っていいのよ。私、男奴には厳しいけど、あなたは従業員。ちゃんと意見を尊重するつもりよ」
なんだか、調教をしているときの玲子さんの迫力とのギャップが激しくて戸惑ってしまう。
玲子さんは徹頭徹尾、フェアだと思う。ここに来たのは私たちの意志だ。男奴になったのもお兄ちゃん自身が決めた事だ。私がついて来たのも……。
本当にそうだろうか。玲子さんや、お兄ちゃんはそうかもしれない。でも、私は本当に自分の意思でそう決めた?
そう考えたとき、ふと愛留のことが思い出された。そういえば、あの子は……。あの子は、自分の意思で男奴になったのだろうか? あんな、年端もいかない身で。
「……つぐみちゃんはどうしたいの?」
話の途中だった。私は頭を振って玲子さんの問いかけに意識を戻した。
「お兄ちゃんの調教、できる?」
→させてください 6章へ(このまま次へ)
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