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愛玩男奴 お兄ちゃん
第6章 させてください
 行為を愉しむだけじゃなく、買い取りを申し出るお客様も少なからずいたけれど、玲子さんはなかなか首を縦に振らなかった。まだまだ調教中だから、というのがその理由だったけど、本当の所はどうなんだろう。

 私は、というと少し複雑な気分だった。手塩にかけた男奴が高価で売れるのなら、調教師としてやはり凄く誇らしい。

 でも。

 私のお給料ではあと何年かかるかわからないけれど、もし、私が自分で買い取ることができたなら。

 そうしたらどんなにいいだろう。玲子さんが自分の男奴として丈さんを手元に置いておく気持ちが、最近はよくわかるようになった。

 男奴。女を悦ばせるためだけの存在。それだけのために訓練され、飼いならされる完璧な愛玩具。私だけのことを考えてくれる男の子。

 今もほら。その男の子が、私の指にお尻の穴を貫かれて鳴き声を上げている。

「どうしたの? 嬉しいの? 感じてるの? 喘ぐだけじゃなくてちゃんとした言葉で伝えなさい! 動物じゃないんでしょう!」

 でも、人間でもないけれど。
 この子は男奴。かつて何者であったとしても。

「ああっ……ご主人様……」

「ちゃんと名前で呼びなさいと言ってるでしょう! 何度も何度も言わせないのよ!」

 そう。他のことはなんでもできるのに、これだけは何度言っても直らない。
 私は責めを強めて奥の方まで戒める。
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