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愛玩男奴 お兄ちゃん
第2章 お兄ちゃんを調教ね
「お兄ちゃんを調教ね」
玲子さんが言った。
「ついてきなさい。地下の独房へ案内するわ」
玲子さんが先に立って歩き始める。その手に握られた鎖つきの手枷。まるでそこから伸びた見えない鎖に引かれるように、私とお兄ちゃんは玲子さんの後に従った。
独房は完全防音で、たったひとつの分厚い扉には小さなのぞき窓がついているだけだった。扉の外側にはネームプレートがついており、そこにはすでにお兄ちゃんの名前が書かれていた。館の地下にはこのようなドアがずらりと並んでいる。いったい何人の人……男奴が入れられているのだろうか。そう思ったけれど、これからその一人となるお兄ちゃんのことを思うと、それを玲子さんに質問するのはためらわれた。
狭い室内の片隅に剥き出しの便器。それを目にして、私の心にするどい痛みが走った。お兄ちゃんが本当に人間じゃない何かにされてしまう。それが実感となって込み上がる。
「さ……つぐみちゃんには助手として手伝ってもらうわよ」
「はい……」
「男奴は基本的に裸で過ごします。お客様のとき、外出させるとき以外は服を着せません。男奴は自分で服を着ることも、脱ぐことも許可しません」
ああ、お兄ちゃん……お兄ちゃん!
「さ、何をボーっとしてるの、つぐみちゃん。お兄ちゃんを脱がせなさい」
「えっ……」
「言ったでしょう。男奴は自分で服を脱いだり着たりできないって。あなたが裸にするのよ、お兄ちゃんを」
玲子さんが手にした枷を持ち上げてみせる。
「これ、鎖でつながってるからね。つける前に裸にしておかないと、脱がせられなくなるのよ。さ、早く」
「お、お兄ちゃん……」
お兄ちゃんは何も言わなかった。でも、見つめる私に目だけで頷き返す。
「脱がすよ……」
玲子さんが言った。
「ついてきなさい。地下の独房へ案内するわ」
玲子さんが先に立って歩き始める。その手に握られた鎖つきの手枷。まるでそこから伸びた見えない鎖に引かれるように、私とお兄ちゃんは玲子さんの後に従った。
独房は完全防音で、たったひとつの分厚い扉には小さなのぞき窓がついているだけだった。扉の外側にはネームプレートがついており、そこにはすでにお兄ちゃんの名前が書かれていた。館の地下にはこのようなドアがずらりと並んでいる。いったい何人の人……男奴が入れられているのだろうか。そう思ったけれど、これからその一人となるお兄ちゃんのことを思うと、それを玲子さんに質問するのはためらわれた。
狭い室内の片隅に剥き出しの便器。それを目にして、私の心にするどい痛みが走った。お兄ちゃんが本当に人間じゃない何かにされてしまう。それが実感となって込み上がる。
「さ……つぐみちゃんには助手として手伝ってもらうわよ」
「はい……」
「男奴は基本的に裸で過ごします。お客様のとき、外出させるとき以外は服を着せません。男奴は自分で服を着ることも、脱ぐことも許可しません」
ああ、お兄ちゃん……お兄ちゃん!
「さ、何をボーっとしてるの、つぐみちゃん。お兄ちゃんを脱がせなさい」
「えっ……」
「言ったでしょう。男奴は自分で服を脱いだり着たりできないって。あなたが裸にするのよ、お兄ちゃんを」
玲子さんが手にした枷を持ち上げてみせる。
「これ、鎖でつながってるからね。つける前に裸にしておかないと、脱がせられなくなるのよ。さ、早く」
「お、お兄ちゃん……」
お兄ちゃんは何も言わなかった。でも、見つめる私に目だけで頷き返す。
「脱がすよ……」