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君は僕のものだった
第1章 君は僕のものだった
だから。
君の知らなかったことを最後に教えてあげるよ。
君はぼくの、ぼくだけの、かぞく。
「そうそう!ついに結婚すんだって!やばくない!?やばいでしょ!?うんうん、マジで!?じゃあ迎えに来てよー!うん、うん。嫁さんも来てもらうようにするからさぁー!うん、うん・・・うん!ありがとー!なんか、ようやく家族になれる感じするよね!お互いに家庭持ってさぁ!やっとふつうのあったかい家族になれる感じ!善ちゃん泣いてない!?え!?泣いてる!?じゃあ早く来てー!お兄ちゃんにも善ちゃん、会わせてあげたいからさぁー。叔父ちゃんだよーつって!あはは・・・ってお兄ちゃんイヤだって!ノリ悪ッ!」
ううん、ぼくの、このよにひとりしかいない、大事な、むすめだったんだよ。
君は、生まれた時から、ぼくのものだったんだよ。
知らなかったよね。
知らないでいてね。
ずっと、これからも、いつまでも。
【おしまい】
君の知らなかったことを最後に教えてあげるよ。
君はぼくの、ぼくだけの、かぞく。
「そうそう!ついに結婚すんだって!やばくない!?やばいでしょ!?うんうん、マジで!?じゃあ迎えに来てよー!うん、うん。嫁さんも来てもらうようにするからさぁー!うん、うん・・・うん!ありがとー!なんか、ようやく家族になれる感じするよね!お互いに家庭持ってさぁ!やっとふつうのあったかい家族になれる感じ!善ちゃん泣いてない!?え!?泣いてる!?じゃあ早く来てー!お兄ちゃんにも善ちゃん、会わせてあげたいからさぁー。叔父ちゃんだよーつって!あはは・・・ってお兄ちゃんイヤだって!ノリ悪ッ!」
ううん、ぼくの、このよにひとりしかいない、大事な、むすめだったんだよ。
君は、生まれた時から、ぼくのものだったんだよ。
知らなかったよね。
知らないでいてね。
ずっと、これからも、いつまでも。
【おしまい】