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オーバーナイトケース
第3章 不思議な出会い
私は・・なんにも言えなかった。
当然と言えば当然だ。
こんなにショックを受けている見知らぬ男にどんな言葉を見つけられるというのか。
無言のままビールを飲む。
あっという間に2杯目もカラになってしまった。
「あの、今度は私から一杯おごらせてください。
何かお好きなもの、あります?」
「いえそんな・・あなたにおごってもらうなんて申し訳ない・・」
「・・私のオーバーナイトケースに目を止めていただいたお礼です」
「え?オーバーナイトケース?」
「それと私のおしゃべりにも付き合ってもらいたいんで・・さぁ、遠慮なく」
なかなか決着のつかないやり取りに割って入ってきたのはバーテンだった。
「お二人とも、ワインはお飲みになりますか?」
「え?」
はじめてあった男と声をはもらせ、それぞれがバーテンの顔を凝視した。
「不思議な偶然の出会いに・・私からお二人にプレゼントです。
赤白どちらがよろしいですか?」
私たちは顔を見合わせた。
戸惑いながらもバーテンからのプレゼントをいただくことにし、
白、とリクエストした私に2人の男が頷いた。
当然と言えば当然だ。
こんなにショックを受けている見知らぬ男にどんな言葉を見つけられるというのか。
無言のままビールを飲む。
あっという間に2杯目もカラになってしまった。
「あの、今度は私から一杯おごらせてください。
何かお好きなもの、あります?」
「いえそんな・・あなたにおごってもらうなんて申し訳ない・・」
「・・私のオーバーナイトケースに目を止めていただいたお礼です」
「え?オーバーナイトケース?」
「それと私のおしゃべりにも付き合ってもらいたいんで・・さぁ、遠慮なく」
なかなか決着のつかないやり取りに割って入ってきたのはバーテンだった。
「お二人とも、ワインはお飲みになりますか?」
「え?」
はじめてあった男と声をはもらせ、それぞれがバーテンの顔を凝視した。
「不思議な偶然の出会いに・・私からお二人にプレゼントです。
赤白どちらがよろしいですか?」
私たちは顔を見合わせた。
戸惑いながらもバーテンからのプレゼントをいただくことにし、
白、とリクエストした私に2人の男が頷いた。