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藍の果て
第9章 二部 バルト
「あっ……ん、やっ」
恥ずかしそうに身を捩りながらも、その瞳は熱を持ち涙で潤んでいる。
上気している頬に舌を這わせていくと、まだ幼さも残る彼女の表情はくすぐったそうに緩む。
淡いブルーの瞳の中に映る自分の姿に、彼女もまた今は自分しか見えていないのだろうか?と考えると、どうしようもなく、もっと自分の物にしたくなる。
もっと深く繋がりたくなり、彼女の恥ずかしがる顔や困っている顔を見たくなる。
指先で弄ぶように下腹部を何度も焦らす様に撫でると、緊張をもって閉じ合わせていた脚がだんだんと力を失い、開いていく。
その瞬間を見逃すはずもなく、シルヴァは自分の足を割り入れて閉じ合わせられない様にしてから、下着越しにその中心に人差し指を突き立てる。
「んっ、んんっ。はぁっ……あぁっ……だめっ、」
何度もゆっくりとその筋をなぞっていくと、声を我慢しようとしている唇は弛緩し半開きになりながら、徐々に甘い艶声へと変わっていく。
「何が?もう濡れてんじゃねぇか」
拒絶の言葉を返す癖に、自分の指先の動きに簡単に支配され、それでも女としての声に戸惑い必死に堪えようとする初々しさは、加虐心を更に煽る。
艶のある唇がシルヴァの視線を捕えて、恋人の様な行為をしたくなり、思わず吸い寄せられるように顔を近づけた。
彼女の名前を呼ぼうとする。
最も……<愛しい>その女性の名前……。
「リ……オ……」