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ティア・リフレインに捧げる
第6章 その喘ぎは幼い肉筋に潜る指の動きに合わせて調律され……
「なんと心得るか、なんと心得るか、なんと心得るか……な・ん・と・心得るかあああっ! この馬鹿共が!」
宰相執務室。
アレイオとオルフィーンの二人に向かってシヂの怒声が飛んでいた。
「怠慢だとか! たるんでおるとか! そういうレベルの問題ではないぞ、貴様らっ! なんじゃこれは! この体たらくは! お前ら親衛隊の警備というのはザルか? 空気か? 寒天か!」
「警備は怠りなくされていたのです。通常の倍の体制で……」
オルフィーンの抗弁は、かぶせて怒鳴るシヂによって遮られる。