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ティア・リフレインに捧げる
第7章 肉虐の機械はなお動きを止めず二つの孔を蹂躙する……
「他の誰ができる! こうも立て続けに事が起こせるのは姫様の最も近くにおる貴様が何か企んでいるとしか考えられぬわ!」
「冷静にお考え下さい。私は二度も姫様を助け出したのです」
「そして三度も連れ去られた。よしんば貴様がやったのではないとしても、失態は失態じゃ! その責を問うてくれる。こやつをひっとらえろ!」
アレイオの実力を知っている兵士たちは、剣を構えてにじり寄りながらも緊張した面持ちを崩さない。
「お考え直しを! こうしている間にも姫様は……」
「他の者に探させるわ! 貴様こそ、大人しく縄につかんか! お前が駄々をこねればこねるほど姫様の捜索隊を出すのが遅れるのじゃぞ!」
そう言われては、アレイオに抗うことなどできるはずもなかった。