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ティア・リフレインに捧げる
第7章 肉虐の機械はなお動きを止めず二つの孔を蹂躙する……
細かく編んだ飴細工のような金の髪。
ローブの胸の部分のふっくらとした曲線。
すっと伸びた長い首。
そういう目で眺めてみれば、仲間の身を案ずる憂いの顔すらどこか色っぽい。
「よかろう、アレイオを釈放してやっても良いぞ」
「本当ですか!」
反射的に喜びの声を上げてしまったことに、オルフィーンは自分でも驚いた。
(私は、結局、アレイオの望むようにしてあげることが一番の喜びなのだ)
たとえそれが、彼女の心に痛みをもたらすことであったとしても。
再び物思いに囚われそうになったオルフィーンを、シヂの一声が引き戻す。
「ただし、条件がある」