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ティア・リフレインに捧げる
第7章 肉虐の機械はなお動きを止めず二つの孔を蹂躙する……

   ※   ※   ※

 オルフィーンがその身を担保として身柄を拘束されることで自分を解放させたと聞いて、アレイオは抗弁したが、使いの者相手では埒があく筈も無かった。

「アレイオ様、一刻も早く姫様を助け出すことです。オルフィーン様はつまり、貴方が逃げ出したりしないことを証明するために自ら人質となったのですから」

 使いの者はそう言ってアレイオを諌めた。

 確かに、王女の身は今まさに危険にさらされているのだ。

 無事自分が救い出して帰還すればオルフィーンは解放される。

 何を優先するべきかは客観的に見ても明らかだった。

 しかし、オルフィーンなしでどうすれば良いのだ。

 チャウリンもまた、護衛失敗の責を問われて意識のないまま牢に入れられているという。
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