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ティア・リフレインに捧げる
第8章 下腹が淫らに湿り、愛撫をせかすように乳房を……
(ここはどこ……?)
意識を取り戻したティアの目の前には不思議な光景が広がっていた。
光。
上空から、それとも上空に向かってか?
透き通った柱のような筋が何本も立ち並んでいる。
揺らめくブルー。
周囲は青く昏い。
そして、自分がいるのは……
「あっ……」
一糸まとわぬ姿でいることに気が付き、咄嗟に胸を覆う。
だが、人の気配はない。
ティアは入浴中に襲われたことを思い出した。
(そうだわ……あの、水の怪物に呑み込まれて……)
紅の玉の魔性の誘引。チャウリンへの行為。
次々と記憶が蘇る。
「チャウリン!」
ホビオン族の姿はなかった。