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ティア・リフレインに捧げる
第8章 下腹が淫らに湿り、愛撫をせかすように乳房を……

 ぐにゃり。

 アレイオの顔が歪んでいた。鼻が中心線を境に上下にずれている。

(え……)

 その脳天に長剣が突き立てられていた。

 ごぽ……

 そのままアレイオの顔面が沸騰する。沸き立つ無数のあぶくとなって膨らみ破裂する。

「いやあああああああ、アレイオ!」

「アレイオはここに……姫様」

 弾け、崩れ落ちる飛沫の背後に、裸の逞しい肉体。

 白い鎧とマントは身に着けていなかったが、透けてなどいない本物の親衛隊長。

(アレイオ……本物の……?)

 次の瞬間、気泡が破裂し、周囲の水がどっと流れ込んできた。
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