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ティア・リフレインに捧げる
第8章 下腹が淫らに湿り、愛撫をせかすように乳房を……
「どうやって……」
「……導かれたのじゃ」
「……!」
木立の陰に潜んでいた兵士たちが二人を取り囲んでいた。
率いるのは宰相シヂ!
「親衛隊長アレイオ! 魔王と通じティア様をたぶらかさんとする手先め! 言い逃れは許さぬ! 者ども、こやつをひっ捕らえよ!」
「ち、違います! アレイオは断じてそのような……」
「ティア様、騙されてはなりませぬぞ! そやつの持っておったこの玉が何よりの証拠!」
シヂは脱ぎ散らかされた鎧の傍から、真紅の禍玉を拾い上げてみせた。
「そっ……それは……」